自分の家を自分で設計する事は出来るのか?
建物の設計をするためには、建築士の免許が必要です。
これは法律で決まっており、建築士の独占業務となっています。
建築士の免許には、大きく分けて、一級建築士と二級建築士があり、設計できる建物の規模が異なっています。
一級建築士であれば、どんなに大きな建物でも設計する事が出来ます。
建物の設計が建築士の独占業務ですから、建築士の免許がなければ、自分の家でも設計が出来ないと思われますが、実は、木造2階建て 延べ床面積が100㎡以下の住宅であれば設計する事が可能です。
建築士法第3条で定めています。
但し、業務として報酬を貰うことは出来ず、業務として行うには、建築士事務所に所属する建築士でなければ、業務として行うことは出来ません。
木造の100㎡以下の住宅になりますが、自分の家の設計をする事は可能ですので、一度チャレンジしてみるもの面白いかもしれません。
いざ設計を進めていくと、間取りはなんとかなると思います。
しかし、一番の難関は建築確認申請と思います。
建築確認申請とは、役所に図面や書類を提出して問題ないか確認してもらう申請です。
木造2階建てでも簡単な筋交い計算という構造検討が必要であったり、建築士であれば当然知っているとして免除されている規定も全てクリアした図面や書類を用意する必要があります。
結論
不可能ではありませんので、大きさに制限がありますが、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。